子育てストレスへのストレスマネジメント

 これまで幾度もSST講座を開いてきましたが、保護者のみなさんを対象とした講座は初めてです。子育て・子育ちに、正直、疲れるときはありませんか。ありますよね?私はあります。「神聖な子育てにストレスなど感じてはいけない」などとはまったく思いません。人間も動物である以上、生活時間の中の何割かを子どもにとられた場合、必ずストレスを感じるのが自然なのです(だからこそ、動物には子別れがあります)。

 子育てストレスで一番影響がでるのは笑顔の減少です。キツイまなざしと、キツイいい肩が増えていませんか。

第二位は子どもの身体への触れ方が荒っぽくなることです。子育てには子どもの身体への触れ方という大きなコミュニケーションのポイントがあるのですが、ストレスが高くなってくると、触れ方が荒くなります

三番目は、命令が多くなることです。これが説明の必要もないでしょう。

この3つは、誰でも経験していますが、さらにストレスが高まると、いっそうハイリスクな行為が生まれるでしょう。つまり、保護者のストレス管理は保護者だけの問題だけでなく、子どもの安全と安心の暮らしにも影響していることがわかります。

私は練馬区のある学級で、知的な発達のばらつきが大きい生徒さん10名くらいと「怒りの対処法」について聞き取りをしたことがあります。うまく話せる子どもたちではないので、調査は難航したのですが、結果はあらためて学ぶことが大きいものでした。つまり、子どもたちはそれぞれに個性的な「イライラしたときと対処法を持っていた」のです。また子どもたちは保護者の変化を実によく見ていました。「(ママが怒ると、ぼくは)トイレで立つ」「(そのとき、ぼくの)こころはピッと(小さくなる)」といった男の子の顔を今でも覚えています。お父さん、お母さんが少しほっとする。それは子どもにもよい影響を与えます。

ただでさえストレスが多い世の中ですが、いやなことがあったり、不安になったとき、「うまい対処法があるといいな」と感じたことはありませんか。子育ての中では、おしゃべりをしたり、スポーツをしたりするだけでは解消できないストレスもありましょう。今は学校教育の中で子どもたちがストレスマネジメント教育を習う時代です。ましてや保護者のみなさんがストレスマネジメントを学び、この時間だけでなく、イラッとしたとき、イラッとさせられたとき、冷静さを保ち、笑顔を取り戻し、生活を楽しむ余裕を得て、十分な睡眠が取れるようなストレスマネジメント講座を開きたいと思っています。 

 講師の先生はストレスマネジメント学会に所属しているストレスマネジメントのエキスパートです。楽しいワークショップの中から「その場でのリラックス」だけでなく、日常に生かせるストレスマネジメントのテクニックが学べるような講座にしたいです。もちろん、子どもたちも一緒に楽しめるといいですね。みなさまの参加をお待ちしております。